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エジプト食 Part.12024/01/18

SUN AND MOON

2024/01/182024:01:18:18:19:17

エジプト食 Part.1

11月のエジプトリトリートでは、ここでは語り尽くせないほど、これまで体験したことのない、まさにエジプトパワー、ピラミッドパワーというような数々の体験がありました。

そして、それと同じくらい忘れられないのは食の体験でした。
同じ釜の飯を食べる、という言葉がありますが、14名の皆様とご一緒して食べる食事は、単にお腹を満たすということ以上の意味合いがあったと感じました。また、行った先の土地の風土を丸ごといただき、その土地のパワー・エネルギーを体に取り込めるということも食の大きな醍醐味であり、旅先で現地の食事を食べることの意味だと常々思っていることでもあります。

そんな食いしん坊の料理人が心の中で、エジプトで食べてみたい・触れ合いたいと思っていた食文化の1つがコシャリです。

国民食と言われていて、ご飯にパスタ、豆、フライドオニオンを混ぜ、トマトソースとお好みでニンニク酢をかけていただくものです。

起源は、インドのお粥キチュリやイタリアのパスタ料理とも言われ、第一次世界大戦時にエジプトに派遣されたインド人やイタリア人がそれぞれの国の料理の特徴を加えたものがコシャリになったとされる説や、コプト教の肉を食べない菜食断食期間に修道士たちが食べていたものだった、という2つの説があるそうです。

移動中、バスの車窓からもコシャリ屋さんを何軒も見かけ、日本のおむすびのように、エジプトのソウルフードであることも感じました。

ちなみに、エジプトのお米は日本のお米と同じ短粒種、ジャポニカ米です。

コシャリは、ご飯+パスタと炭水化物の塊ではありますが、豆のタンパク質もあるので栄養価も高く、ボリュームもあり、誰でも手軽に食べられる、ファストフードのような位置付けなのでしょうね。パワーフードとも言えると思います。

リトリート中は嬉しいことに願いが叶って、コシャリを2回食べることができました。

1回目は、宿泊しているダハベイヤ(帆船)のディナーで。IMG_0350.jpg

↑銀の大きなお鍋に綺麗に盛り付けられたコシャリ。

レンズ豆とひよこ豆、フライドオニオンが綺麗に盛り付けられたおしゃれなコシャリ。中にはご飯とバーミセリ(細いパスタ)が混ざっていました。
これにピリ辛のトマトソースをかけていただきました。

食べ応えのある豆類もトマトソースのせいか、ボリューミーなのになんだかさっぱりと食べられてしまいます。そして、フライドオニオンのカリカリ感も後を引きました。

2回目は、観光バスの中で用意してくださったランチで。

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↑可愛らしい絵が描かれたテイクアウトコシャリ。

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↑トッピングの一つ。おそらく平パンを揚げたもの。

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↑その他のトッピング、フライドオニオンやひよこ豆を加えました。

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↑ピリ辛のトマトソースを加えて。混ぜるのが大変なくらい贅沢なコシャリでした!

赤い入れ物には、穴の空いたパスタ入りのご飯が入っていて、別の入れ物にトッピングがたくさん入っていました。カリカリに揚げた平パンぽいもの、ひよこ豆、フライドオニオン、そしてトマトソース。混ぜるのが大変なくらい贅沢にトッピングして、ピリ辛のトマトソースをかけていただきました。豆やフライドオニオンの食感が際立っていて、お腹に溜まるコシャリでした。

2つとも、基本的な味は共通していましたが、それぞれパスタや豆の茹で方、トマトソースに特徴があって、コシャリが存在している分だけその個性があり、作り手ごとに味が少しづつ違うと感じました。奥が深いです。

そして今回、THE KOKONOE 食いしん坊の料理人流のコシャリを私も作ってみました。

お米は戸隠産のお米を自家精米した胚芽米です。これにあらかじめ茹でておいたオーガニックのペンネパスタを混ぜ、少し柔らかめに炊いたレンズ豆とひよこ豆で、お米に混ざりやすく食べやすくしてみました。
トッピングには戸隠産の玉ねぎを使ったフライドオニオンを。
スパイス入りの手作りトマトソースのトマトは、THE KOKONOEの敷地内で育てた冷凍ミニトマトがあったのでそれを加えて。

戸隠×エジプト、地のものを意識して使ったオリジナルコシャリが出来ました。

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↑今回の試作。実際お出しするものは少し変わると思います。お楽しみに!

確かに炭水化物の宝庫だけれども、油っぽさは控えめで、さらっと食べれてしまいました。
お豆の優しいホクホク感や、ヘルシー感も際立ちました。
トマトソースもあまり辛くはしなかったので、もう少し辛いバージョンを作ってみても良いかもしれません。

THE KOKONOE流コシャリにご興味のある方、初コシャリでひらめきのアハ体験したい方、エジプト食のイベントを来月開催予定ですので、是非食べにいらしてくださいね❣️

エジプトパワーを美味しい魔法で封入してお待ちしております。

その他、平パンや豆のディップなどのエジプト食も提供したいと考えていますので、そちらも近々、ご紹介したいと思います。

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THE KOKONOEシェフ 水谷 江希

THE KOKONOEシェフ水谷 江希

小中高をシンガポール・アメリカで過ごし、絵画修復士となるため奨学金を得てシカゴ美術館附属美術大学に合格。両親の都合で帰国し、筑波大学に入学。卒業後、外資系メーカーに入社し、プロダクトデザイナーとして働く。その後食の世界へと転身し、料理教室の開催・講師業を務める。2020年、シェ・パニースへインターンシップのため渡米。料理研鑽に励み、現在に至る

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