(↑これがKOMBUCHAの源、MOTHERです。SCOBYの成長段階を見れるのは楽しいですよ♫)
前回は、初めてのKOMBUCHA作りで私が用意した材料と手順をご紹介しました。
今回は、実際に作ってみて、どのように変化したのか、経過状況とできあがりをご紹介します。
KOMBUCHAを保温器に入れると、SCOBYは沈んでいました。
↑底にモヤモヤしたSCOBYが沈んでいます。
文献などによると、発酵が進むと、SCOBYは浮上するとありましたが、4日経過しても特に変化はありませんでした。
しかし、蓋を開けてみると、、、
薄い膜が貼っていました。
これは、BABY SCOBY(ベビースコビー)と呼ばれるものらしいです。
ちなみに、底に沈んでいるのは、MOTHER(マザー)と呼ばれるBABY SCOBYの源で、発酵が進むと表面にBABYができてくるのだそうです。
さらに、9日目には、、、
BABY SCOBYがより厚くなった印象です。
そして、10日目には、、、
↑浮かんでいたBABYが、底に沈んでいました。
ディスク状のBABYが、モヤモヤとしたMOTHERの上に落ちてます。
どうやら、ディスク状のBABYは発酵が進むにつれ、浮上するらしいです。
しかし、味見をしたところ、酸味が強くなりつつありました。飲みやすさを考え、ここで発酵を終わらせることにしました。
SCOBYを取り出します。
ざるで漉したところです。
透明のゼリー状のものがBABY SCOBYで、左側のモヤモヤしたものがMOTHERです。
SCOBYを漉した液体がKOMBUCHAです。できました!
飲んでみます。
↑紅茶の色をした液体です。
飲用の酢よりもマイルドです。香りもツンとしません。フルーティーで、軽く、飲みやすいです。
ビタミンCが生成されていると文献にありましたが、レモンのような酸っぱさはないです。
これは、畑仕事で汗を流した後の一杯に最高だと思います✨
果汁ジュースに混ぜても良さそうですし、氷を入れて割っても美味しいと思います。
いろいろ調べてみると、KOMBUCHAは、二次発酵をすることができるのだそうです。
文献によると、無農薬の果物が良いと紹介されていました。その理由は、無農薬のものは、果物の表皮に酵母が多くついているので、発酵しやすいのだそうです。
ちょっと興味があったので、KOMBUCHAにりんごを加えてみました。ただし、今回は無農薬のものが手に入らず、家にあったりんごを使いました。皮は剥いています。
これは現在進行形です。
↑りんごを入れたところです。まだ蓋は閉めていません。
二次発酵は、瓶の蓋をして、嫌気性菌を優勢にさせるようです。
これにより、炭酸が発生するのだそうですが、アルコールを生成する危険性があるのではないかと思い、加えるりんごは少なめにしてみました。
↑数日で、縁にポツポツと泡が出てきました。
この段階では、炭酸はあまり感じられません。
味の変化を見つつ、品質をチェックしていきたいと思います。
また面白い発見がありましたら、ブログで報告します!
▶︎KOMBUCHAを調味料として使ったレシピはこちら。
小中高をシンガポール・アメリカで過ごし、絵画修復士となるため奨学金を得てシカゴ美術館附属美術大学に合格。両親の都合で帰国し、筑波大学に入学。卒業後、外資系メーカーに入社し、プロダクトデザイナーとして働く。その後食の世界へと転身し、料理教室の開催・講師業を務める。2020年、シェ・パニースへインターンシップのため渡米。料理研鑽に励み、現在に至る
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