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治療家を目指します2020/10/23

SUN AND MOON

2020/10/232020:10:23:20:53:56

治療家を目指します

進路のご報告です。

この秋に大きな決断をしました。人生の行く末を左右するような決断です。

「終わり」があり、「始まり」がある決断です。

先に結論と今後のビジョンです。

9月末で信州大学大学院(博士課程)を退学し、10月に信州医療スポーツ専門学校の入学試験を受け、本日合格しました。

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予防医学と東洋医学のプロになるべく、「はり師」「きゅう師」の国家資格取得を目指します。

これまでの全ての知識・経験を活かし、治療家の道を歩みます。

今年は激変の1年です。

人生計画と羅針盤の大幅な修正を余儀なくされています。多くの人にとって同じような状況だと思います。

その中で私は深呼吸して「原点回帰」。

業務の傍ら「運命」「宿命」「天命」を熟考しました。

自分が最もエネルギーが発揮される状態とは何だろう?

自分の内なるDNAが最大発現するにはどうすれば良いだろうか?

例え今日で人生が終了したとしても後悔しないほどの熱中した時間の使い方はあるだろうか?

こんな問いかけをし続けてきました。

運がひらかれ続ける状態を目指して


問いかけを続けていくと、内なる自分とも向き合い続けることになります。

体裁を気にしたり、辻褄を上手く合わせようとして心に嘘をついた状態、無力感と焦りからくる他者批判の精神、自然から離れた人間社会にだけ通用する思考では内面深いピュアな領域に到達することはできません。

メディアや周囲の意見や風潮に流されます。本当は大して価値もない権威主義に迎合していきます。

しかし、そのように自分主体でない判断による行動では、心理ストレスが次から次へと生じるし、火事場の馬鹿力も出なければ、運がひらかれるということもないでしょう。

判断に責任の所在を曖昧にする甘えがあるからです。結局は流された時間の使い方で終わってしまう。

今年の間断なき社会情勢の変化は、私にとって「心のゆれ動き」と「現実行動」のすり合わせの精度を高める最大のチャンスと捉えました。

事業の舵取りの判断に伴う心の微妙な移り変わりとお客様と接する中から感じる微かな心の変化のシグナルを大切にし、「自らの命が燃えるほどの対象は何か?」を考え続けました。

その最終的な判断が、学術アプローチの大学院からは一旦離れ、実学を中心とした東洋医学の治療の世界に身を投じる準備をすることでした。

4年半前、戸隠移住時に立てた志は「有意義な人生をやり抜くために時間・お金・エネルギーを惜しまず、基礎力を徹底的に鍛え直す」「書籍やWEBでは得ることができない生きた知恵を現場で先人からの手ほどきを受けて体得する」ということでした。

この志に対しそれなりに忠実に行動を続けてきたつもりです。

そのエネルギーの向かう先が、今回「治療家への道」にロックオンされました。

そして、この判断が「自らの運命を最も拓いていくもの」ではないか。

そう感じています。

自分のルーツは一体何か


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今年、成長速度を加速させるため、自己分析を今まで人生で一番やったんじゃないかというほどやりました。

特に1月〜6月の半年、納得が行くまで徹底的にやりました。

その時に大きなヒントを与えてくれたお二人がいます。

一人は西洋占星術師のアイビー 茜さんです。

有名雑誌に多数寄稿され、最近ではリクルートのゼクシーや有名アパレルブランドの占いコンテンツを担当されています。

詳細は改めて書かせて頂く予定ですが、事業基盤強化のため、理知性では判然としない領域も含め、自己分析を促進させ、強みと資質に特化すべく、西洋占星術と宿曜占星術に強みを持つアイビー茜さんからオーダーメイド(私が一方的に無理なリクエストをごり押し.....笑)で占星術のレッスンを数ヶ月にわたって実施頂きました。

ここでかなり自己分析が進みました。

私の星の配置(ホロスコープ)をお読みになられ「突き刺すエネルギーがめっちゃ強い」ということで、「鍼灸師など実は適性があると思います」と言われ、その時に「鍼灸」への舵取りを決意するくらいのタイミングだったため、「おぉ!?めっちゃ当たっとる!」という経験をしました。

アイビーさん、ありがとうございます。今月頭にうちでヨガリトリートも開催頂き、大変感謝しています。

もうお一方おられます。

インド占星術師の谷内 健太郎さんです。

健太郎さんは今年の夏に戸隠にお越しの際、THE KOKONOEを「ヴィーガン食の提供と農業体験ができる宿」をきっかけにお選びくださったのですが、その場で意気投合。

かなり奥深いものをお持ちの方だ.....と雰囲気を察知して、お話しを進めて行くと、代々医者の家系で育ち、灘高を出て、京都大学博士課程(理学)まで進まれた方で超絶インテリ。

が、しかし、というよりも、だからこそ!?、在籍中に大幅な心理転換をされて、インド占星術の深淵な知的体系の世界に魅了され、こちら方面に舵取りをされたという方。

もう超絶面白くて魅力的な方で将来日本屈指のインド占星術家として必ず大成されるはずです。健太郎さんとも近い将来リトリートをさせて頂きます!(予定)

で、健太郎さんにもインド占星術的に「マジか!?」というタイミングでアドバイスを頂きました。

「翔さん、針とか適性ありますよ」

これも鍼灸への舵取りの決断のタイミングだったので、もうマジかマジかマジか.....でした。

さらに!

「ご先祖の方々のやられてきたことを意識して仕事と人生を決断されると運がひらくと思います」

と。

このアドバイスには、最初はピン!と来なかったのですが、、、この2週間くらいで急にピン!と来ています。

私の祖父母は熱心な農家でした。本当によく働いていました。働いている姿しか記憶にありません。だから自分も農業が大好きです。なので、農業をやっているとエネルギーが湧いてきます。

で、さらにですよ、水谷家のルーツを遡って行くと、ちょっとしたお偉いさんがいます。

本家に国立大学病院のトップを務めた方が何代か前にいます。

それを急に最近思い出したんです。母にも電話で確認しました。

「そうやに〜」とのこと。

おまけに妹の子供も「医者になる!」と闘志を燃やしているそうです。

ところで、私の家族は短命です。

父は3年前に63歳で急逝しました。祖父母も60代で他界しています。

介護生活が長くて、家族が疲弊していた時代もあります。

自分は小さい頃はアトピーや風邪、インフルエンザにかかりやすく、重病化して1ヶ月入院したこともあります。

子供の頃は週に2〜3回は病院に行っていました。

そんな訳で「人が病を患うのはなぜか」「生命とは」「何のために生きるのか」という哲学的な問いかけが、中学生頃からありました。本格的に考え出したのは大学生の頃ですが。

これまでの家庭環境と人生の流れを落ち着いて考えていたら、「治療家として自分の心も癒しながら、不遇で早く御迎えが来てしまった祖父母や父の無念を解消し、病いやハンデキャップで十分に人生の輝きを発揮できていない人をサポートできないか」と問いを発したら、急速に内面からエネルギーが湧いてきまして、モヤモヤがみるみる晴天に変わり、もうこの決断に一点の曇りなし!の心境に至ることができ、歓喜の感情がドバドバと湧いてきました。

よっしゃやったるわ!って。

エネルギー入りまくって、専門学校の入試の小論文では800字の規定に対して799字書きました。

医療の神に憑依されたように筆が進み、50〜60人いた会場でたぶん一番早く終わりました。

制限時間60分でしたが、20分くらいで終わりました。隣りに座っていた高校3年生の学生さんは「なんやこのオッサンは....」と思ったことでしょう。

ご先祖のルーツと流れを今実感しています。

健太郎さん、ありがとうございます。

妄想も大事だが基礎に忠実に行動する


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専門学校に入って最低3年間勉強すること。お金も時間もまたかかります。でも、やっぱり基礎です。

基礎に忠実であることがいかに大切かは大学院での学びが大きいです。

人間は放っておくと妄想ばかりしています。私はそうです。妄想は楽しいのですが、「シマリ」がどこかになりと、やっぱり現実上手くいかない。

夢を語るのは良いことだけど、行動を工夫しないと得られる成果は中途半端。ここはかなりストイックにいくべきところ。大学院で厳密さが要求され続ける科学の世界にどっぷり浸かれたことが本当に良かったです。行動面でも、かなりアップデートされました。

基礎研究の生命科学系ラボに所属した私は基礎の面白さと可能性に惹きつけられ続けました。

「世界で誰もまだ知らない生命現象の領域を探索し続け実証する」熱意は並々ならぬものがあり、大きな刺激と影響を受けました。

2年半という短い期間ではありましたが、科学者・院生・学部生・大学教員・関連企業の研究者の方々など、多くのご縁にも恵まれ、非常に有意義でした。

であるが故に、社会情勢の変化を鑑み、これまでの人生経験値に加え、基礎研究ラボで得た肌感覚と科学思考をフル活用し、次は実学を中心としたフィールドで高みを目指したい考えに今年急速にシフトしていきました。

どストレートな綺麗な言い方になりますが、「相手の笑顔が直に見れて、喜ばれる仕事。社会の役に立てる治療家としての仕事」に全力投球したくなったのです。

現在、THE KOKONOEではその道のプロフェッショナルな方々とのコラボレーションにより「リトリート」の開催が増えてきています。うち単独での「リトリートステイ」でお客様をお迎えすることも始まっています。

私達が開催している「リトリート」は「食養生」「自然に接し土と触れる」「リラクゼーション」「心と身体の調整とクリアリング」「己れを知る」といった要素がメインであり、「予防医学」「根本治療」といったメディカルな面が、強く押し出されている訳ではありません。

しかし、現代は生活習慣病や原因不明の心身の不調和、精神疾患などが増加傾向にあることから、「発症してから治療する」という最終手段の治療行為だけでなく、予防医学の必要性が唱えられ、世界規模で気運の高まりを見せています。

この流れはひと昔前はアンテナの鋭い一部の医療従事者や代替療法実践者からの提案だった趣がありますが、最近では医学部でも重要なトピックになっていたり、WHOなどの国際機関でも重要であるとの議論が盛んです。

社会全体の関心としても今後さらに高まっていくと思われます。

こうした流れの中、数千年の歴史と実績ある東洋医学、鍼灸師が担う仕事の領域には、予防医学的な側面が多々あり、活躍のフィールドと展開は工夫次第で大きな可能性があると考えられます。

東洋医学の研鑽と時流を踏まえ「予防医学」「根本治療」の要素を「リトリート」に中長期的に取り入れ、食養生としての「薬膳」や「漢方」のエッセンスも積極的に吸収・活用していければと思っています。

長期的な視野に立てば、やはり基礎と基盤形成が最終的にはモノを言うと感じます。ここを焦ってはいけないんですよね。

短期回収を意識すればするほど価値ある仕事からは遠のいてしまいます。意味のない脳内を満足させるだけの欲望の衝動にも駆られます。瞬間最大風速的な事業ではなく、時代の変化と希求に弾力をもって答えうるモデル構築にエネルギーを注いでいきます。

優れた豊かな土は「緩衝能が高い」と専門分野では言われます。自然環境変化に強いということです。事業モデルも本質は同じではないでしょうか。

目標とビジョンは経験値を掛け合わせていくと面白い


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端的には

「世界水準で超エッジの効いたリトリート」

もう少し詳しく言えば

「2030年までに治療家の腕を磨きながら、事業オーナーとして5つ星ホテルの快適さと研究施設を併設させた世界水準の治療環境を整え、リトリートプログラムを構築・展開する」

がビジョンであり、中長期目標です。

大ホラ吹いていますが、結構本気です。

これまでの人生で様々な経験(変数)を積んできました。

どんなタイミングと比重で要素を掛け合わせていったら面白いでしょうか。

世界水準リトリート=【自然環境×医学×宿泊業×飲食業×農業×土壌×食品発酵×微生物×音(振動)×瞑想×図書×教育×Travel×WEB×α.....】

考えるだけでワクワクします。

でも、壁はめっちゃ高い。

そして、一人では絶対無理。

「事業の鋳型」と「志」を立て、実現に向けたアクションは多くの方々のお力をお借りする必要があります。

医学者、鍼灸師、獣医、予防医学者、代替療法家、漢方医、ハーブ療法家、カラーセラピスト、アーユルヴェーダ実践者、伝統医学家、科学者、学者、AI解析エンジニア、情報科学専門家、tech関係者、コーチ、マーケッター、デザイナー、広告、不動産、ホテル、士業、金融、投資家、行政、農家、料理人、料理研究家、芸術家、教育家、心理学者、哲学者、言語学者、書家、アーティスト、僧侶、神官、宗教家、スポーツ選手、合気道指導者、瞑想指導者、ヨガ指導者、楽器制作者、占星術師、神秘家、シャーマン、サイキック能力者といった方々とのつながりを強化する必要があります。

これからさらに「夢と志に人を集める能力」と「求心力」が試されるフェーズに入っていくと思われます。

桃太郎の仲間集めの旅の始まりです。

人生の諸先輩方、志を持って行動する友と仲間、力を貸してください。会いにいきます。

結果は未来のことなので、どうなるか皆目検討がつきません。

しかし、今この瞬間に魂が燃え続けている状態がたまりません。

私はこの状態を「運がひらかれ続ける状態」と認識しているのでチャレンジを続けることをやめられません。

失敗とか、こうなったらどうしようとか、そんなことはどうでも良いことです。

今、燃焼し続けているのが面白い。

新しい学問のパイオニアを目指す


身土不二、医食同源という考えを大切にしてきました。

農と食、特に薬膳やマクロビオティックの世界ではよく語られます。ここに「医」と「科学(工)」を加え、「医農工学」という学問があったら面白いんじゃなかって思っています。Google先生に聞いてみたら、「医農工学」というものはなさそうでした。

時代は生き方と地球の存続との摺り合わせへの希求が高まっています。そして「農」を求める人も増えています。信州大院で頂いた修士号は「医工学」。なので、農民魂も入れ、さらに東洋医学の勉強も進め、「医農工学」のパイオニアを目指します。

あとは孤独を愛し信じて行動あるのみ


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何かの旗を立てると、孤独の道が深まります。どこからともなく批判もされます。

「意味があるのか?」

「でも、それをやったところで、、、」

と聞いてもいないのに言い出す人がいます。

対処策は簡単ですよね。

笑顔で応じて、ウンウンと頷いて傾聴しながら、基本は無視(笑)

だってその人が私の人生を生きる訳ではないですから。

人の夢や目標を批判し、時間とエネルギーを搾取して安心感を得たい人達をドリームキラーって言うそうです。

でも、孤独になっていくことはむしろ良い面もあります。

志が揺るがなくなり、自分の心に嘘をついて行動することの効率の悪さを手放せます。

大中小の波がきた時に自然な波乗りの方法を体で覚えます。メンタルもタフになります。これは実体験しないと身につきません。

でも、孤独の道をしばらく歩いていると、波長の合う協力者や友と必ず出会えます。

というか、孤独の道を行きまくって出会える友が本物だったり。

本当に豊かな人生の宝物のような時間。

だからやっぱりそんな最高の時間を味わいたいから、次々に旗を立てて行動を続けるのかもしれません。

心から湧き出るインスピレーションは嘘がない。

それを信じて従い続ける勇気を持つ。

考えるよりも感じろ。全身の神経奮い立たせて動き回ります。

もう、やることばっかり増えて行く!なんて楽しいんでしょう。

さぁーーー、意識を変えてドバドバ感満載で行きますよ。

今日は、戸隠移住後4年半の基礎工事終了の日。(と定義しました)

これから「大成功の城」完成に向け、堀・城壁・石垣・櫓・御柱・天守の設計と建築を行っていきます。

行動行動行動のフェーズ開始!

次の山に登り始めます。

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THE KOKONOE代表 水谷 翔

THE KOKONOE代表水谷 翔

医工学修士。信州大学大学院総合理工学研究科卒業。THE KOKONOEの経営と並行して修士課程に在籍し、先端生命科学の研鑽に励み学位を取得。植物優勢生育の条件を土壌微生物の比較ゲノム解析からアプローチし、学術と現場の両輪から探究。土づくりアドバイザー。ゴングパフォーマー。Sound Luxury 代表セラピスト。2021年より医療福祉専門学校にて鍼灸師の国家資格取得に向け研鑽に励む。

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