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レモンチェッロの作り方 Part.22020/02/04

SUN AND MOON

2020/02/042020:02:04:18:08:50

レモンチェッロの作り方 Part.2

前回の続きです。

レモンチェッロの仕込みは2段階あり、第1段階を終了したのが先月17日でした。

今回は、第2段階(最終)です。

前回仕込んだものと今回使う材料は以下の画像の通りです。

材料.jpg

⬆︎左から、スピリタス(ウォッカ)&レモンの皮を漬けたもの、オーガニックのアガベシロップ(ツルヤで売ってます)、甜菜糖&レモン汁のシロップです。

7. レモン果汁と甜菜糖シロップ(大瓶)に、レモンの皮&スピリタスを漬けていた液体を加えます。

(皮は漉してください)

image3.jpg

⬆︎黒ずんだシロップに、レモンの皮&スピリタスを漬けた液体を加えると、うっすらクリーム色になりました。

8. 7.にアガペシロップを加えて混ぜます。

image2.jpg

⬆︎アガベシロップを入れて混ぜているところです。

なぜ、アガベシロップを使うのか。。。

甜菜糖シロップを自分で作ったものやメープルシロップで代用できないのか?という疑問があるかと思います。

アガベシロップは、テキーラの原料でもあるリュウゼツランから採取したシロップです。

ナチュラルな糖分であり、低GIで、そのもの自体には強い香りがなく、色も薄いです。
そのため、ナチュラル系の製菓やお料理で使いやすいという特性があります。

また、低GIの割に甘味が強い感じがします(私の感想)。

ですので、このレシピでアガべシロップを使う理由をいかにて考えてみました。(あくまでも推測です)

●甜菜糖&レモン果汁のシロップはすでに茶色く濁っているので、甜菜糖シロップをこれ以上入れて濁らせたくない。

●メープルシロップは風味が強すぎて、レモンの風味に影響を及ぼす可能性があるから。

要は、色を濁らせず、風味に影響しない糖分を使うのが良いのだと思います。

じゃあ、ガムシロップやかき氷のシロップ(透明)で代用できないのか?というところですが、ボトムラインとしては使えると思います。

ただし、ガムシロップやかき氷のシロップは精製された砂糖やコーンシロップから作られているためGI値が高く、頻繁に摂取すれば、糖尿病になりやすいということを頭の片隅に置かれた方が良いと思います。

このレシピはヘルシー路線で作られたレモンチェッロなので、体に負担が少なくナチュラルな甘味料を使っているのが1つの特徴ですので、何で代用されるかは、作る方で判断されてみてください♫(味は同じになるかはわかりません)

9. ラベルを貼って出来上がりです。

image1.jpg

⬆︎節分に出来上がったレモンチェッロです。

私はアルコールが飲めないので、ぺろっと一滴舐めてみましたが、

美味しい!

レモンの香りがして、甘くて、飲みやすそう!(つまり、危険って事)

原液をショットのように飲むのもありなのかもしれませんが、楽しんで飲むなら炭酸水で割った方がいいかもしれません。

パウンドケーキなどに入れてもいいかなーと思ったり。

いろいろ使い方を考えたいと思います。

寒い時期が旬のレモンで仕込んでみてくださいね^^

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THE KOKONOEシェフ 水谷 江希

THE KOKONOEシェフ水谷 江希

小中高をシンガポール・アメリカで過ごし、絵画修復士となるため奨学金を得てシカゴ美術館附属美術大学に合格。両親の都合で帰国し、筑波大学に入学。卒業後、外資系メーカーに入社し、プロダクトデザイナーとして働く。その後食の世界へと転身し、料理教室の開催・講師業を務める。2020年、シェ・パニースへインターンシップのため渡米。料理研鑽に励み、現在に至る

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