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【移住理由その③】哲学する決断は人生を豊かにします【体験談】2020/01/19

SUN AND MOON

2020/01/192020:01:19:14:00:17

【移住理由その③】哲学する決断は人生を豊かにします【体験談】

今朝は寒かったですね。庭の小さな池に厚い氷が張っていました。

Kokonoeの水谷翔です。

皆さんはいかがお過ごしですか?

温かくご自愛くださいね。

脳内リフレッシュのためドライブに行きました。

途中に寄った場所が長野県飯山市の神戸の大イチョウ。

樹高は約36m、幹の周りが約14.7mで樹齢は500年ほどだそうです。

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落葉しているので、もの悲しい感じもありますが、寒空の下でもドッシリと力強い姿が健在です。

周辺を少し散策して息抜きをしながら、パワーをいただきました^^

ちなみに春に行くとこんな感じです。もっとパワフルになります!

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さて、前置きはこのくらいにしまして、今回のテーマは移住理由ポイントの2つ目です。

前回からの繋がりがありますので、リンクを貼っておきます。

►【移住理由その①】成長アップデートを求めた場所:長野戸隠

►【移住理由その②】高度デジタル時代だからこそアナログ情報のインプットを大切にする


哲学する決断は人生を豊かにします【体験談】


(鏡池の秋の早朝 ©Hair salon Clip)

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哲学を持って生きていると人生が豊かになります。


断言する物の言い方で恐縮ですが、私の10数年の経験上、間違いないと言えます。

なぜ哲学を持つことが豊さに繋がるのでしょうか?

それは

・自分で決断、行動する習慣がつき、情報と人の意見に惑わされなくなる

・物事の本質を見抜く力が養われ、無駄な時間が減る

・新しい価値観、サービス、流れに敏感になる

・志高く行動している人と豊かな人間関係が形成される

と考えています^^

哲学と言うと、古代ギリシア哲学や中国古典などを思い浮かべ

・小難しい言い回しと抽象概念が多くて読んでいてもすぐに飽きる

・実際学んでも活用まで落とし込むことが困難

・理屈っぽヤツと思われるのがイヤだ

とネガティブに捉えてしまう人もいるかもしれません。

その気持ちは私も共感できます。

哲学に興味を持ち始めた時に感じた心理的ブロック感情が私にもありました。

普通を装うことで周囲との調和を求めました。

でも、心はやっぱりモヤモヤし、煮え切らない感情は消えませんでした。

ところで、私が初めて哲学に強い関心を抱いたのは中学3年生の時です。

当時は書籍からインプットした訳ではなく音楽からでした。

プログレッシブロックを好んで聞き始めた時期で、Frank Zappa、Yes、King Crimson、RUSH、Pink Floyd、Genesisが自分にとっては哲学的に思えました。

歌詞、楽曲構成、世界観がオリジナリティに溢れ、現代社会や人間精神に対しての強いメッセージと自然への畏敬心を感じました。

脳で理解するというよりは、哲学を感性と肌感覚で吸収していました。

その後、大学生の時に社会人師匠のお蔭で、もっとシンプルかつ現場活用可能な哲学の学びを得ました。

哲学の私の定義

「何のために 何を どのようにするか」の絶えざる問いかけです。

これを10年くらいやりまくると、かなり成長します。

2005年に亡くなった経営思想家のピーター・ドラッカーは最後の著作で、これからの知識競争社会では、絶えざる問いかけによる個人レベルでのイノベーションが不可欠になるだろうと予測していました。

そして、最晩年にヒヤっとするような言葉を遺されています。

現実にこのようになってきているのではないでしょうか。

"情報化が進展する新時代の世界経済のもとで、最も苦労する国は日本である―。"

ピーター・ドラッカー『ドラッカーの遺言』

私の場合、途中でスランプに陥ることもありましたが、哲学し続けることはアップデート方法として強力です。

用語を色々と組み合わせると面白いです。

例えば「経営」と組み合わせて、「経営哲学」とします。

すると

「いかなるビジョンに基づき いかなる事業を どういうチャネルで勝負するか」のようになります。

「戸隠」を例にしたらどうでしょうか。「戸隠哲学」とします。

「未来の戸隠のために いかなる強みを活かし どのようなコラボレーションをするか」のようになります。

変数が3つ以上あるので、答えを多面的・多層的に無限に導けます。

私事になりますが、「花豆」を具体例とし「花豆哲学」では

「高品質の花豆栽培のために 根粒菌メカニズム解明を通じて 土壌有機物含有成分の違いと酵素ニトロゲナーゼ活性及び根圏微生物叢の16Sアンプリコンシーケンスを活用してアプローチしてみる」のようになります。

ここで大事なことは、すぐに満足をしないことです。

絶えざる問いかけが鍵になります。

脳の神経のひだを細かくしていくイメージです。

花豆を例に「何のために 何を どのようにするか」のスキームで上記の問いをさらに掘り下げます。

「ゲノム解析活用知見を活かした花豆栽培をさらに深化・進化・真価させるために ビッグデータ応用のreverse genetics技術を高度活用し 社会問題を解決する研究に繋げていきたい」といった着想が出てきたりします。

ポイントは「何のために 何を どのようにするか」の問いかけに厳密に答えようとしなくても良いことです。

上記の文章は視点が未来型になっており、基本骨格から少しズレています。

でも、それで良いと思っています。

AI社会は人間の独創性・創造性が求められると多くの識者が指摘している通り、フレキシブルとクリエイティブに問いを作って、解答し続けれることが基本動作になると思われます。

ルールに縛り付けられる必要はありません。

「科学」「哲学」を組み合わせてみます。

すると「科学哲学」「あらゆる可能性と真理を理性と感性に基づき探求するロマンある思想体系」というような答えが直感で導けます。

全くルールに沿っていませんが、言葉の組み合わせは面白いですね!

こうやって絶えざる哲学スキームでの問いかけが無意識にでも出来るようになってくると、かなり成長を感じます。

色々なことに動じないようになっていきます。

答えも未来も自分で創造していけば良いことに気づくからです。

不安・心配の感情も低下していきます。

すると、人間関係も豊かになっていきます。

精神・思考が豊かで、仕事もバリバリこなしている人と波長が惹かれ合うようになってきます。

波長共鳴の人間関係を上手く作れるようになってくると、「常識的な価値観」や「心理ブロック」は勝手に外れていき、ストレスも軽減されていきます。

毎日の知的生産の時間が増え、質も高まってきます。

まだまだ大したことはありませんが、コラボ案件、取材、講演等の依頼が入り、お客さまが自然と来てくださるようになります。

まとめると

①哲学をする決断する

②あらゆる事象に哲学スキーム「何のために 何を どのようにするか」を応用し、絶えざる問いかけによるアップデートを目指す

③身の回りの全てが成長の機会となる

④アップデートし続けている人達と豊かな人間関係を築く

⑤結果として自分の人生も豊かになっていく

です。

この基本動作が出来た後に、良質な哲学書を読むと目から鱗なほど学習効果が高いです。

・四書五経

・二宮尊徳、石田梅岩、三浦梅園、中江藤樹、岡倉天心、新渡戸稲造、内村鑑三、西田幾多郎、山縣三千雄、森信三といった日本哲学

・葉隠、武士道

・道元、親鸞、空海といった日本仏教型大物

・大石凝真素美、川面凡児、平田篤胤といった日本神道型大物

・マザーテレサ、シュヴァイツァー、ガンジー、マンデラといったヒューマニスト

・アリストテレス、ソクラテス、カント、デカルト、ライプニッツ、スピノザといった西洋哲学

などを「何のために 何を どのようにするか」の基本スキームで目標・目的・方法を意識して、全部をわかろうとするスタンスではなく、知的好奇心に従って読み続けたところ脳内筋肉がメキメキ成長していった実感がありました^^

二宮尊徳『二宮翁夜話』は名著中の名著です。

人と自然への物の見方・考え方が大きく養われました。

現代に生きていたらIQは軽く200はこえているんじゃないでしょうか^^

社会課題に対してスーパーイノベーションの連発の想像は難しくありません。

次に変化球でスピリチュアル系はどうなの?

という質問をされる方もいるかもしれません。

私も尊敬する上司や知人からの影響もあり、スピリチュアル系の本をかなり読みました。

人間の精神現象の発露の一端として実に興味深い領域だと思ったからです。

実際かなり多くの学びがありました。

『エメラルド・タブレット』『カバラ』『アナスタシア』『新・ハトホルの書』等が特に面白かったです。

カバラの生命の樹のイメージは至る所で目にします。

・新世紀エヴァンゲリオンのオープニング

・L'Arc~en~Ciel「花葬」のMusic Clip

サブリミナル的に一瞬でビジュアルが過ぎていくので意識していないと気付かないかもしれません。

私のスピリチュアルの定義

「自分の心の反応に素直になること」です。

スピ系を読むと理性色の強い哲学的思考回路では刺激されていなかった領域がアクセスされる感覚があります。

世界を温かく、奥深く、つながりある存在として再認識できたりします。

自然界の捉え方が時には一新されます。

宇宙を単なる客観対象ではなく、自己との繋がりある一部として肌感覚でとらえることが可能になったりします。

 
『エメラルド・タブレット』


『神秘のカバラー』


『アナスタシア』


『新・ハトホルの書』

 

ただ、スピ系を学ぶ際は

注意と冷静さが必要です。

 
書籍やワークショップを通じて学ぶ場合、根拠が個人の特異的な感覚と体験がベースに話しが展開されていることが多いからです。

事実と客観データに基づく科学思考で捉えれば、理論・アイデアが穴ぼこだらけのケースが多々あります。

これはスピ系の強みであり、弱みだと感じます。

人間・地球・銀河・宇宙を視野に入れていく思想体系でも弱点は必ずあると考えられます。

テーマが壮大になる結果、自分の半径5mも見えなくなることがあります(メーテルリンクの青い鳥)。

大きくなればなるほど、足元は見えづらくなるからです。

また、人によっては異様な程の求心力を感じ、どっぷり浸かってしまい、日常生活や人間関係に亀裂が生じる可能性がないとは言えません。

厄介なのは

・抽象度の高い内容が多いので脳内理解に留まり具体的実践につながりにくい

・わかったような状態になっている自分に気づかないこと

・聖人君主のような立ち居振る舞いになっていくこと

・自分の考えが完璧だと思い込み、相手に過度の共感を求めること

・特定の個人を100%崇拝し続けてしまうこと

といった状況に陥りかねないリスクがあるからです。

心の中での自分の揺るがぬ軸の確立は大切なことです。

自分の軸が確立できている人ほど妄信的になることは少ないと思います。

むしろ周囲の出来事を客観視して成長と発展の機会と捉えていくのではないでしょうか^^

ただ、芸事のように師弟関係が厳しい世界では師匠の教えに没頭することが大事な時期もあると思います。

でも、心ある師匠ならある程度の年月が経過したら弟子に自立を促す関わり方をするはずです。

依存関係になる師弟関係は、弟子が自分のメリットしか考えていないか、師の方が精神的に自立できていないケースが多いのではないでしょうか。

私がこれまでの人生で沢山の師と呼べる方々から人生の貴重な教えを頂いてきた体験からそのように思っています。

私は昔は世間知らずの雑魚だったので(苦笑)、人間関係の機微がわからない時期があり、随分と苦労もしました。

今もヒヨっ子です。

戸隠の厳しい環境で鍛えていただいています。修行あるのみです^^

話しを戻しまして、スピ系の学習は

・関わり方の目的・目標を予め自分で決めておくこと

・心理と感情の変化に中庸でいること

・無理をせず、冷静でいること

・自分に都合の悪いことを言ってくれる人を大切にすること

・アウトプットの方法を工夫することが肝要(相手がいる場合はなおさら)

と思います。

何事も自立精神と情報の出し方には配慮と工夫が必要だと思っています。

ただ、スピ系は爆発的とも言えるほどのイマジネーションとインスピレーションの宝庫であったりもします。

実は思考の限界突破のヒントが包蔵されているのではないかと思います。

事実、一般常識では考えられないような特異的なスピリチュアルな力を持つ方は現実にいらっしゃいます。

以前、専門家の方に聞いたお話しですが、生まれながらに何らかの障害を抱えている子供が通常では考えられないような千里眼のような特異的な能力を持っているケースもあるようです。

大人にはわからない微妙な気配を子供が察知するのですね。

私の周囲にも何人かおられます。

おそらく血筋であるとか、大きなお役目をお持ちの方かもしれません。

大抵の場合、「超」が付くほど不遇だったり、死ぬ寸前まで行った経験をされている方だったりします。

極限状態で人は遺伝子変異が発生したり、脳の神経構造の組み換えが起こったりするのでしょうか。

しかし、こうしたタイプの方は現実の厳しさを重々承知しているので社会生活ではスピリチュアルな気配をほとんど消し、自分を特別な存在と思わず、精神生活を大切にされています。

そして、黙して社会で淡々と成果を上げられています。

生き方に甘えがないんですよね。

ホント、凄いな、と思います。逆立ちしても敵いません。

その上で、安易な思想で空回りしないために哲学スキームを日頃から鍛えておくことをオススメします^^

そうなんです。やはり岡本太郎の「自分の中に毒を持て」は珠玉の名言なのです。

自分の個性を貫く勇気と尊さを若者に示してくれた彼の峻烈とも言える体験談の前では安易な思想は一掃されていきます。

「明日の神話」の破壊力はハンパではありません。

岡本太郎はスマートさを全然出さないタイプでしたが、パリ大学を卒業しアンドレ・ブルドンやジョルジュ・バタイユといった並外れた芸術家と交流しており、頭脳明晰に違いありません。

美術評論書『今日の芸術』の鋭敏な文章も刺激に満ちています。

実際、実は私も戸隠移住時は数多くの摩訶不思議なスピリチュアルな体験をしています。

しかし、それは多くの人にとってはどうでも良いことで、例え体験をシェアしたところで有益がどうかはわかりません。

酒のつまみの話しや親友との雑談には良いかもしれませんが^^

大切なのは

人と過ごす時間の中で相手にホンの僅かでも良いので心の充実・思考力・生命力強化に貢献する関わり方が出来るかどうか

だと私は考えています。

これが真に良好な人間関係の基礎になると思っています。

それでも、不思議系が大好きで何としても体験談を聞いてみたいというニッチな方がいらっしゃいましたら、農家民泊にお越しください^^

朝まで語り明かしましょう!(昨日と同じパターンでスイマセン.笑)

►農家民泊ページ

では、最後のまとめとしてこういう組み合わせはどうでしょうか。

「科学」「芸術」「スピリチュアル」×哲学「何のために 何を どのようにするか」。

・理性と感性と霊性を駆使し

・心の声と直感に従って未来にビジョンを描き

・日々の生活の中で即実行可能なレベルまで内容をブレイクダウンし

・熱意と志を持ってデータを有効活用し

・成果に貪欲に自分のなすべきことを淡々と続ける

そして、いつも謙虚でいること(←自分に言い聞かせています)。

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今回ご紹介した哲学スキームは、YouTube等で情報発信している起業家や実業家の方々が推奨している方法にも近いと思います。

実社会の荒波で成果を上げ続けてきた人は打たれ強いタフさと信念を貫く勇気があります。

現実的な厳しさに耐え続けてきたスキームの方が実際は有効である可能性が高いです。

もちろんこのやり方が100%正しい訳ではありません。

人によってはもっと別の方法・考え方が良いと判断されるでしょう。

価値観・ビジョンが明確な人なら、取捨選択を上手くしてくれると思います。

自分のこれまでの体験談に基づく記述ですので、面白いと思って頂けた方のお役に少しでも立てれば幸いです。

戸隠への移住理由を簡単にまとめると

①哲学スキームに基づき最も成長できる環境と考え

②しかも高度情報化社会で価値が高まる生き方だと直感し

③内面から突き上げるスピリチュアルな感覚があったから

です。

次回の記事では、里山の賢者達や自然界から「何のために 何を どのようにするか」のスキームで学び、成長を実感できてきた内容を書いていきたいと思います。

ここで今回もお知らせです^^

Kokonoeのフードメニューは私達の哲学を反映できるよう常に絶えざる問いかけによるアップデートを目指してきました。

食事は哲学を現場で表現し、相手に楽しさと喜びをお届けできる最高の手段だと思っています。

まだの方は是非ご体感いただければと思います。

真心をもっておもてなしさせていただきます^^

"生きるとは 食べること

食べるとは 銀河の一部を身体に取り入れ

遺伝子を発現させ、細胞を合成していくこと"

►ファーマーズレストランここのえ(予約制)

心よりお待ちしております。

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THE KOKONOE代表 水谷 翔

THE KOKONOE代表水谷 翔

医工学修士。信州大学大学院総合理工学研究科卒業。THE KOKONOEの経営と並行して修士課程に在籍し、先端生命科学の研鑽に励み学位を取得。植物優勢生育の条件を土壌微生物の比較ゲノム解析からアプローチし、学術と現場の両輪から探究。土づくりアドバイザー。ゴングパフォーマー。Sound Luxury 代表セラピスト。2021年より医療福祉専門学校にて鍼灸師の国家資格取得に向け研鑽に励む。

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