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【移住理由その①】成長アップデートを求めた場所:長野戸隠2020/01/15

SUN AND MOON

2020/01/152020:01:15:14:45:41

【移住理由その①】成長アップデートを求めた場所:長野戸隠

こんにちは、Kokonoeの水谷翔です。

一昨日、FacebookTwitterの個人アカウントのプロフィールを変更しました。


"農と食で世界とつながる"
高度情報化時代の生き方アップデートのため修験道聖地(長野戸隠)に移住。
先端ゲノム解析技術を大学院で学び里山価値再発掘で温故知新アクション。
有機農園・民泊・飲食店運営。


どうして戸隠に移住をしたのですか?

本当によく聞かれます。

戸隠移住後、少なく見積もっても100人以上に尋ねられました。雑誌やTV取材でも聞かれ、20名以上のインタビュアーやアナウンサーの方にお話しさせて頂いたと思います。

今回はシリーズ記事で移住理由について書いていきます^^


移住理由は高度情報化時代の生き方のアップデートと修行のため


ポイントは以下の3点と考えました。

①高度デジタル時代だからこそアナログ情報のインプットを大切にする

②波長共鳴する自然環境の中で生き方の哲学(人生観・世界観)を鍛え磨く

③農と食を軸に自然科学を掘り下げ、時代に必要とされている仕事をする

将来の職業的な不確定要素と人材流動性が高まる現代、規模を問わず副業推進する企業が珍しくなくなってきています。

総務省の統計によると、例えば通信系コンテンツ市場は2012年の2.2兆円から2016年の3.3兆円と拡大。

わずか4年で1兆円以上の増大なんです。驚きますよね。

この1~2年でYouTubeに参入した有名人・タレントも多いです。

動画コンテンツはかつて無いほど大きくシェア拡大していっています。

そのため、YouTubeコンテンツは必然と競争力が高まり、真剣にユーザー目線に立った役立つ優良コンテンツがこの数年で非常に増えてきたと感じます。

しかも、それらは個性が際立っていて、見ていて飽きることなく、勉強になります。

ウソ・ダマシ・アイマイ要素がある動画コンテンツは淘汰されていき、質の高さが際立つコンテンツが残っていくと考えられます^^

高度情報社会は、情報に簡単にアクセス出来る分、生き方・生活スタイルの絶えざるアップデートが求められる側面があるはずです。

それならどうすれば?の問いかけが生じますよね。

私の場合、デジタル化加速が進行する社会の中、アナログ情報を数年かけて実体験ベースで吸収することが非常に大切ではないかと考えました。

なぜなら、中山間地&里山で連綿と伝えられてきた食や農の知恵は大部分が暗黙知に属しており、デジタル化がカバーし難い領域に思えたからです。

さらに、日本人が築き上げてきたプライスレスな口伝や生活に根差した営みは、実際に自分自身で体験しないと習得が不可能だと感じました。

もし仮にデジタル化が実現したとしても、映像を見ながら復元するのは膨大な時間がかかるため、わが身で体験することが習得の近道です。

ある程度習得できれば、デジタル時代の強みになり得ると考えました。

なので、今は農民という立場はなんて最高なんだ、と思っています^^

頭で理解することと、身体を使って行動して習得するのは天と地の開きがあります。

こうした問題提起と社会情勢変化への肌感覚、そして内面からつき上げてくる衝動に引っ張られ、戸隠への移住を決めました。

戸隠は大昔に修験道で栄えた聖地です。今もその名残は奥社参道を歩けば十分すぎるほど感じます。

冬の奥社参道の静謐さとパワーは唯一無二です。パワースポットとしてホンモノ中のホンモノだと思います。

太古から受け継がれる文化・伝統・自然美に満ちた場所は、自分の求めていた環境条件にマッチしていました。

波長共鳴する環境に身を置き、心の判断に素直に従って行動することが高度情報化社会でのブレークスルーに繋がると信じました。

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情報技術を使いこなす起業家に学ぶこれからの時代の適応能力の高め方


もうすぐ5G社会実装でさらに効率的に大容量のデータ送受信が可能になります。

現代に生きている人なら誰もが感じている通り、データがモノを言う社会に日毎に変化していっています。

「AI活用」「ビッグデータ蓄積で次のチャンスを」「プログラミングは必須」といったフレーズはごく日常ワードです。

私は良いか悪いかの判断に気を取られるのではなく、時代変化に適応することが重要であり、そのHow toは個々が価値観・ビジョンに基づいて構築する必要があると思っています。

タイのバンコクに移住をしてPCとスマホで圧倒的成果を出しているプロブロガーのマナブさん、逆境につぐ逆境を乗り越えて(昨晩手術されたようですが)活躍している堀江貴文さん、最近YouTuberとしても人気のTECH::CAMP(div)創業者のマコなり社長といった方々が時代適応を目指した仕事・生活の仕方をわが身をもって示されています。

この3人の情報発信に共通していることは、「未来のことはわからない。現在にコミットメントする」という点です。

そして、変化し続けています

10年もすると全く別の事をやっているかもしれません。

皆さん、起業家ですから、当然と言えば、当然ですが、リスクを背負っています。

周囲から何を言われても信念を貫いていくという姿勢がにじみ出ています。

ホント、この点、尊敬します。

もちろんネット活用の比重が高すぎるライフスタイルに疑問点を持つ方もいると思います。もっと大事なことがある気がする、と感じる人もいるでしょう。どこか人間味というか温かさのようなものが少ないのではないか、と肌感覚を大切にする人もいるはずです。

しかし、今回例に挙げた3名に真に学ぶべきことは、空気を吸うのと同じくらいの感覚でテクノロジーを利活用し成果を出し続けながら時代適応能力を高めているだと思います。

彼らは1年、2年で到達した水準ではなく、挫折・失敗を乗り越え、成果が形になり、時代適応の生き方を情報発信しているという事実。その背景には、夥しいほどの葛藤があったことが察せられます。YouTubeでもそのような発言をされています。その葛藤をこえて、現時点で一つの生き方の形を提案してくれていること。ここから何を学び、どう行動するかが大事だと思います。

「人は変えられない。自分が変わるしかない」

「自分が変わるためには環境を変えることが大事」

という格言があります。

結局、環境がモノを言うのですよね。

自分なりに思う存分クリエイティブできる時間と空間を持つことが肝要なんです。

最高と思える環境で、心に沿った判断で仕事・生活することが、後悔を生まず、高度情報化社会に卒倒せず、自信を持って泳ぎ切る方法だと私は考えました。

移住して3年半経過しました。

当時の判断が正解だったと確信しています。面白くて仕方のない毎日を過ごしています。

Kokonoeを立ち上げ、1年数カ月が経過し、農家民泊・飲食・農業のサービスを享受してくださった方が大勢おられ、感謝しています。

お客さんとの会話の中からも農と食に特化していく意義を見出すことができ、時代変化の風を感じ、何を深めて生み出し、どう発信すれば良いかの命題を持つことができました。

現在、知的活動と創造性を刺激してくれる出来事や人間関係にも恵まれています。沢山の魅力的な方々が訪ねてきてくださいます。

これは3年半前に取ったリスクのリターンによる恩恵かもしれません。ありがたいことです。

ですが、まだ道は始まったばかりです。

未熟な点ばかりで、改善とステップアップは必須です。

「楽しかったです!」とおっしゃってくださったものの、内心はビミョウだと思っている方もいるかもしれません(苦笑)。

スイマセン、精進しますので、またお越しになられてくださいm(_ _)m

情報起業家の方々が発信してくれる時代適応戦略を参考にさせていただき、もっと面白く行動していけるよう新しい手法をインプットし、アップデートにエネルギーを注いでいます。

もう1点は信州大学院での遺伝子水平伝達機構(Horizontal gene transfer)の解明を行っている研究室でのシステム生物学や次世代シーケンサーの学びが大きいです。

今や生物学は情報解析技術応用により大きくイノベーションし、表現型を集積していた時代とは多くの点で異なっていると言われています。

トップサイエンティストの方々の情報技術とのコラボレーションによる研究アプローチやプロセス変革の歴史を学べていることもアップデートの大きな推進力になっています。

この点、今後の記事で触れていきたいと思っています。

どうして戸隠に移住をしたのですか?

質問された方の中には、現在仕事をしているけど移住と共に職を変えて新しいチャレンジを考えている方が何人かいらっしゃいました。

今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

しかし、現実は厳しいことも多々ありました。挫折しかけたこともあります。やってられないと匙を投げかけたことも。

熱心に行動している時にネガティブな言葉をかけられたケースも少なくありません。今でもたまにあります。

・そんなことをやっても意味がない
・可能性なんてない
・こんな場所のどこが良いの
・どうせ無理
・○○○しないとダメだよ(←マウンティングですね。これが一番多い。しかも本人大抵本気でやっていないのではという,,,,^^;)

これらは発言者の心の不安の投影なんだと思っています。

発したものは全部自分に返っていきますよー(笑)と心の中でボヤいています。

でも、私達のチャレンジに寄り添いサポート下さる方々やKokonoeのサービスに共感し「良かったです!」「美味しかったです!また来ます」という声に勇気を頂き、継続してこれました。

と同時に、実は私の至らなさや未熟な点をその方のフィルターを通じてアドバイスして下さっているという、これまたプライスレスな側面があります。

どんな状況でも素直に受け入れ、身の回りの出来事を機会に変えて成長を目指す環境作りがモノを言うのだと思います。

移住をするとマンネリ化を脱し、本当にバラエティーに富んだ毎日になりますので、高度情報化社会に生きる中で自己成長の選択肢としてオススメです^^

一期一会。縁は力なり、です。

今回は移住理由の全体像をお伝えしました^^

次は記事冒頭の各論を掘り下げた内容でお届けします。

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THE KOKONOE代表 水谷 翔

THE KOKONOE代表水谷 翔

医工学修士。信州大学大学院総合理工学研究科卒業。THE KOKONOEの経営と並行して修士課程に在籍し、先端生命科学の研鑽に励み学位を取得。植物優勢生育の条件を土壌微生物の比較ゲノム解析からアプローチし、学術と現場の両輪から探究。土づくりアドバイザー。ゴングパフォーマー。Sound Luxury 代表セラピスト。2021年より医療福祉専門学校にて鍼灸師の国家資格取得に向け研鑽に励む。

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