今年3月に作ったKOMBUCHAが成長してきました。
定期的に餌となる糖質を補充していたのでSCOBYが大きくなり、今の瓶では窮屈そうです。
今後の成長とメンテナンスをかねて、一回り大きい瓶に入れ替えることにしました。
↑SCOBYがいくつもの層を作り、出来上がっています。きつそうですね^^;
まずは、瓶の上に浮いているSCOBYを取り出します。
ふたを開けると、、、
↑蓋のようにSCOBYが塞いでいます。
これをトングで取り出し、ザルに開けます。
↑すごい貫禄です。ひっくり返しているので、一番下の層が上にきています。一番下の層には、KOMBUCHAを作った時のMOTHERがまだ少しくっついています。
なんだか、不思議な物体ですが、SCOBYは、産膜性酢酸菌と酵母でできたコロニーです。
このコロニーが、紅茶の糖質を分解し、代謝物質として有機酸・ビタミンB群・プロバイオティックなどなどの体に良さそうな物質を生産するらしいのです。
その液体を摂取することが免疫力や消化機能に有益と言われ、昭和に流行ったのが「紅茶キノコ」でしたね。
ただし、この液体はpHが低くなりすぎると(酸性が強くなりすぎると)、逆に健康被害もあるようなので、気をつけたほうが良いようです。
ちなみに、我が家のこのKOMBUCHAはpH2.85なので、私は原液では使用しません。
参考までに、胃液のpHは1-1.5なので、かなり強いことがうかがい知れます。
さて、取り出したSCOBYと液体は置いておきましょう。
一回り大きいガラス瓶(殺菌済み)を用意しました。
順番は以下です。
1. 紅茶を沸かし、砂糖を入れる。
2. 瓶に入れて冷ます。
3. 人肌に冷めたら、SCOBYと液体を加える
4. 蓋をして保存
難しいことはありません。
↑熱々の砂糖入り紅茶です。冷まします。
↑人肌に冷めたところで、SCOBYを投入しました。熱いと菌が死滅してしまうので要注意です。
↑から見たところです。
↑古い瓶の液体を追加して終了です。蓋をして保存しましょう。
定期的な餌(糖質)の補充とSCOBYの大きさに合わせた入れ替えを行うと、ぐんぐん成長していくと思われます。
鉢植えも成長すると、鉢の植え替えが必要なのと同様じことですよね。
育てて使う楽しみ、菌活。
HAPPY KOMBUCHA LIFEを♫
↑これがKOMBUCHAの源、MOTHERです。SCOBYの成長段階を見れるのは楽しいですよ♫
小中高をシンガポール・アメリカで過ごし、絵画修復士となるため奨学金を得てシカゴ美術館附属美術大学に合格。両親の都合で帰国し、筑波大学に入学。卒業後、外資系メーカーに入社し、プロダクトデザイナーとして働く。その後食の世界へと転身し、料理教室の開催・講師業を務める。2020年、シェ・パニースへインターンシップのため渡米。料理研鑽に励み、現在に至る
〒381-4102 長野県長野市戸隠豊岡327