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五感を総動員「回復力リトリート」実体験の力2020/10/09

SUN AND MOON

2020/10/092020:10:09:18:33:40

五感を総動員「回復力リトリート」実体験の力

自然の中で五感を総動員し、心の声を聞く実体験は課題解決と人生の流れを変化させる大きな力を持つ


人類にとって自然はいまもなお〈魔力〉であり、〈秘密〉であり、〈尊厳〉であって、そこから古代の宗教的価値の痕跡が読みとれる。たといいかほど無宗教であろうと、自然の〈魔力〉を全く感じない近代人は一人もいない。それは人が自然に求める美的、スポーツ的、あるいは衛生的な価値ばかりでなく、何かはっきりせず、規程し難いが、しかも或る消え去つた宗教体験の記憶と認められるような感情である。(『聖と俗 宗教的なるものの本質について』ミルチャ・エリアーデ)

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9/19-21 回復力リトリートがTHE KOKONOEで開催されました。

修験道の聖地として栄えてきた戸隠の自然の力をかりて運営された2泊3日。

「木火土金水」の五大元素を戸隠の様々なスポットに参加者・運営者ともに足を運び、ゆっくり心ゆくまで感じました。

閃き、冒険心、探究心、親和、絆、家族、再生、創造、破壊、過去、現在、未来、循環を教えてくれる自然。

世界との関係を深める術を与えてくれる自然。

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メインティーチャーはシャーマニックワークにも造詣が深く、国内外のリトリート経験が豊富な宮島美貴さん、サポートティーチャーはヒーラーの西野みかこさん。

宮島美貴さん おとしょくサロン

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西野みかこさん

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THE KOKONOEは4回分のお食事とエネルギー調整を目的とした場のセッティング、私は〈音〉でのヒーリングと戸隠のネイチャーガイドを担当しました。

メガゴング、ミニゴング、サイベリアンドラムを用いて宮島さんのワークにコラボレーション。

どのワークも宮島さんの参加者の心の動きに合わせた見事なハンドリングで進み、日常生活圏ではまず目にすることも触れることも出来そうもないご縁があった方だけの特殊なものが多く、門外不出・口伝のみの内容も多いことから、ブログ記事に書くことができませんが、水辺で開催されたワークのみ簡単にご紹介します。

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戸隠古道の流水が盛んな場所で行われました。

森林の優しいざわめきの中、雨上がりでゴウゴウと流れる冷たい伏流水の水音が鳴り響く空間.....

全員で呼吸を整え、内在の声がクリアに聞こえるまで瞑想し、自然と一体化していく時間。

そこにゴングの音が優しく、時には巨大に轟き、五感が刺激され続ける時間。

得も言えぬ多幸感と一体感が生まれます。

やがて意識がハッキリしてきた時、脳の思考回路が驚くほどナチュラルに動き、「やるべきこと」が無理なく自分の肌感覚で再認識でき、心の判断に沿って行動できる確たる心理状態に至れる。

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自然豊かな戸隠の地で、地球に繋がり、宇宙(源)に繋がり、自分自身とより深くつながり、そう在る。それに気づいていただく機会となるでしょう。 自分の中心にいることができれば、世界で何が起ころうとも、失うことは幻想であるとわかるでしょう。(宮島美貴 メッセージ)

水の象徴
水は可能性の総体を象徴する。それは一切の存在可能性の源泉であり、貯蔵タンクである。すなわち水はあらゆる形態に先だち、あらゆる創造をになう。(ミルチャ・エリアーデ 上記同書)

ご参加者のNさんは剣道の実業団クラスの腕前をお持ちのその道のプロフェッショナル。

「道」の世界で培われた確たる基礎力と精神力は並大抵では不可能な水準であり、多くの人達の憧れの存在でしょう。

しかし、無我夢中に突き詰めてきた反動で、変化させたい現実と手に入れたい未来をお持ちとのことでした。

ワークのあと、優しい笑顔と目の奥の輝きが印象的で実現したい未来への足取りの感覚を掴まれたようでした。

「自然との関わり」と言葉では簡単には言えますが、その深浅と高低は実に多様であり、一つひとつを言語化するのはほぼ不可能。しかも、本やWEB記事を読んでも「体験」することにはなりません。

現場で自ら感じ、時にはガイドしてくれるティーチャー達の力をかり、異なる思考と感性をミックスさせることが本質への接近につながると思われます。そういう意味でもリトリートは有効です。

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リトリートに大切な食


リトリートの核の一つとも言える「食」。

参加者・運営者の一体感とスムーズな進行、そしてエネルギーを高めていく上でも食はとても大切です。

シェフが回復力リトリートのために特別メニューを考え、レシピを何度も練り直していました。

シェフの「食事と木火土金水の関係」についてのブログ記事。

▶︎金の季節〜リトリートのお食事〜

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夕食の時間にシェフが食のミニレクチャーを行いました。

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★回復力リトリート 食の回想録(宮島さん)

★戸隠《回復力》リトリート食事レポ⑤(西野さん)

リトリートでの一体感とぬくもりは時間と距離をこえて続いていく


「リトリートの本質は?」と問うた時に出てくる答えの一つがこれです。

心と心の深い触れ合いと日常から隔離された時間と空間の中で育まれていく絆と縁。

こういう共通体験は回を重ねるほど、その人に勇気と活力を与えてくれます。

挫折しかかった時、壁にぶつかった時に「あの時の仲間がいる」「一緒に体験した時間がある」と思えることが火事場の馬鹿力になったりします。

しっかり、がっちり、どんな時も。

リトリートは最近流行の言葉にもなってきていますが、実質は流行に左右されるような浅薄なものではなく、内在深いつながりから生まれる創造と力が湧き出す共通体験が何よりも大切なことだと思います。

とは言え、時代が求めるリトリートの形は常に変化していくでしょう。ストレスが増大する社会での必要性もさらに高まっていくはずです。

心と志の波長が合う仲間と出会い、世の中に求められるリトリートプログラムに磨きをかけていく上でも回復力リトリートの持つ力は本当に大きかったです。

Nさん、ご参加を頂き、心より感謝いたします。

宮島さん、西野さん、お疲れ様でした。

私自身、大変勉強になりました。ありがとうございました。

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THE KOKONOE代表 水谷 翔

THE KOKONOE代表水谷 翔

医工学修士。信州大学大学院総合理工学研究科卒業。THE KOKONOEの経営と並行して修士課程に在籍し、先端生命科学の研鑽に励み学位を取得。植物優勢生育の条件を土壌微生物の比較ゲノム解析からアプローチし、学術と現場の両輪から探究。土づくりアドバイザー。ゴングパフォーマー。Sound Luxury 代表セラピスト。2021年より医療福祉専門学校にて鍼灸師の国家資格取得に向け研鑽に励む。

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