オーガニックに興味がある方は、海外に行くと、とりあえずWhole Foods Marketに行かれるのではないでしょうか?
私もそのパターンです^^
オーガニックのメッカと言われているバークレーには、週3回開催されるファーマーズマーケット以外にも、ローカルのオーガニックスーパーがあります。Whole Foods Marketも素晴らしいですが、また違う圧倒的な王国感を味わえるところの1つ、
それが、モントレーマーケットです。
経営理念はとてもシンプル。
質の良い健康的なオーガニックのフルーツと野菜をお客様に届けること、地元の農家さんと地域社会をサポートすることだそうです。素晴らしいですね。
私が行った時は、外出禁止令が出る寸前で、多くの人が自宅待機に向けて食料を買いに来ている時期でした。
(⬆︎行列はあまりにも長すぎて、店内の陳列棚の間にもできていました。)
すでに店内をぐるっと囲むようにお会計のための行列ができていました。
日本でもオーガニック野菜やフルーツを扱っている自然食品店はありますが、ここまで大きく、種類が豊富なところは見たことがありません。スーパーの2/3がオーガニックの野菜やフルーツなどで占められていました。
時期が違ったら、もっとじっくり見て長居したかったと思うほどでした。
(⬆︎旬のアスパラガス。)
(⬆︎柑橘類がたくさん!)
(⬆︎お花も売ってます。)
(⬆︎固定種・在来種のトマトやミニトマト)
入り口外には今がシーズンのアスパラガス、フルーツやスクワッシュ(瓜)、かぼちゃやトマトなど常温で保存できるものがたくさん並べてありました。
そして店内入り口を入ったところには、しぼりたてのフレッシュジュースを作る機械が。
素敵すぎます。。。
流通しているほとんどのフルーツジュースは、殺菌のために一度加熱しています。
そのため、酵素やビタミンはほぼ死活していると思います。
ですので、店頭でこういったRAW(生の)ジュースをバルクサイズで販売しているのは、消費者側としては嬉しいサービスです。
葉物野菜のコーナーも充実していました。ケールも山積み!この積み方が市場のようです^^
フレッシュハーブも摘みたてが束になって販売されています。この量でこのお値段は日本と比べてかなりお得な印象です。
形は短いですが、ごぼうも発見。
両脇の生姜のようなものは、生のターメリック(ウコン)です。
海外の凄さは、動物性食品でオーガニックがあることです。
こちらでは、オーガニックの卵がありました。
平飼いで、飼料は遺伝子組み換えを使わずに育てています。
卵コーナーも充実。種類がたくさんあります。
豆のコーナーも見たことがない種類がたくさんありました。
日本のスーパーではなかなか見られない野菜や果物、初めて見るものがたくさんありましたので、ご紹介です。
アーティチョークの野生種であるカルドン。カードューンと発音していました。
これはその茎部分で、とても固いので、よく煮て食べます。イタリア料理では定番の食材のようです。
アーティチョークはさほど珍しいものではないかもしれませんが、日本のスーパーではなかなかお目にかかれません。特に長野ではほとんど見ません。
ガルバンゾービーンと表記がありましたが、ひよこ豆の若い鞘の状態のもののようです。
どのように食べるのかはわかりませんが、さやえんどうなどの豆と同じように食べるのかな?
初めて見ました。
シンガポールなどの南国で見かけることのあるジャックフルーツ。
近年はベジタリアンがお肉代わりに使うこともあるようです。
その下にはなぜか栗。
レディーフィンガーという細長いぶどうは日本でも見かけますが、その真っ黒(紫?)バージョンのスイートサファイヤグレープというぶどうも初めて見ました。日本にもあるのでしょうか。
黄色に緑の縞模様の小さなおもちゃかぼちゃのような、デリカタスクワッシュという瓜。ベイクすると甘くて美味しいとのことです。こちらも初めて見ました。シェ・パニーズでも使っていると聞きました。
初めて見た柑橘類です。Kumquatsは金柑なので、これも金柑の仲間かな?
まだまだご紹介したいので、次回に続きます。
小中高をシンガポール・アメリカで過ごし、絵画修復士となるため奨学金を得てシカゴ美術館附属美術大学に合格。両親の都合で帰国し、筑波大学に入学。卒業後、外資系メーカーに入社し、プロダクトデザイナーとして働く。その後食の世界へと転身し、料理教室の開催・講師業を務める。2020年、シェ・パニースへインターンシップのため渡米。料理研鑽に励み、現在に至る
〒381-4102 長野県長野市戸隠豊岡327