個人的な主観ですが
コロナウイルスに伴う様々な変化・変更・変動により、SNS上でも漂っていた閉塞感。
それが、ここ1週間ほど少し解消されつつある気がします。
Positiveな姿勢を求める投稿が多く、安心した気持ちになれます。
どんな状況でも
情報収集が大切なことは変わりありませんが
自分の頭で考え、心で感じ、前向きに冷静に行動したいものです。
さて
カリフォルニア大学バークレー校出身のジョン・K・ガルブレイスという著名な経済学者がいます(もともと農業大学出身)。
初版1955年の
という書籍はベストセラーになり、40以上の版を重ね、未だに読まれています。
経済学というカテゴリーに分類されがちな書籍ですが、GDPやGNPがどうのこうのというような内容ではなく、不況・不安時の人間のふるまいと社会の動向の変化に主眼が置かれており、今読んでも新鮮さがあります。
人と集団の心理と行動への鋭い洞察から学べることが多く、私は10年前に一度読み、再読していますが面白いです。
どんな時も強い意思を持ち、淡々と行動する大切さ。
社会変化が大きい時にこそ、本書の価値が高いと思います。
ガルブレイスはこういう言葉を残しています。
「心のあり方を変えるか、その必要がないことを証明するか、という選択を迫られると、ほぼ全員が証明にとりかかる。」
「伝統的な考え方は、考えるという苦痛を伴う仕事から我々を守ってくれる。」
「偉大なリーダーは皆、ある共通する特徴を持っている。それは、その時代の人々の大きな不安に対し、真っ向から進んで立ち向かう気持ちである。他でもなく、これがリーダーシップの要点なのだ。」
医工学修士。信州大学大学院総合理工学研究科卒業。THE KOKONOEの経営と並行して修士課程に在籍し、先端生命科学の研鑽に励み学位を取得。植物優勢生育の条件を土壌微生物の比較ゲノム解析からアプローチし、学術と現場の両輪から探究。土づくりアドバイザー。ゴングパフォーマー。Sound Luxury 代表セラピスト。2021年より医療福祉専門学校にて鍼灸師の国家資格取得に向け研鑽に励む。
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